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パチンコビレッジ 2022年の遊技機販売実績を集計 遊技通信2022年12月20日

パチンコビレッジは12月15日、都内東上野の上野ターミナルホテルで2022年の遊技機販売実績についてプレス向けの発表会を行った。

同社の独自調査による集計によると、納品日をベースとした2022年の販売台数はパチンコが前年比94%の約103万7,000台。一方のパチスロは同115%の約72万1,000台だった。2020年まで続いた減少傾向は昨年でひと段落し、2021年は回復傾向にあったが、今年は前年比でパチンコは微減、パチスロは増加という結果になった。同社では、「パチンコは1機種当たりの平均台数は増えたが、販売機種数が前年より減少したことが要因の1つと考えられる。パチスロは、6.5号機とスマスロ登場による入替えが進んだことが大きかったが、パチンコ・パチスロともに導入後の評価によって増産する機種が増えたものの、部材不足で思うように販売できず伸び悩んだ」としている。

機種別では、パチンコは昨年上位3機種を「海物語」シリーズが独占していたが、今年は「Pゴジラ対エヴァンゲリオン~G細胞覚醒~」が5万台でトップ。以下、「P真・花の慶次3」3万8,000台、「Pフィーバーからくりサーカス」3万台となった。パチスロは、「S押忍!番長ZERO」4万1,000台、「マイジャグラーV」3万2,500万台、「ハナハナホウオウ~天翔~-30」3万台となった。

また、メーカー(グループ)別では、パチンコは「Pゴジラ対エヴァンゲリオン ~G細胞覚醒~」と「Pフィーバーからくりサーカス」のSANKYOグループ(23万7,500台)が2019年以来、3年ぶりにトップとなった。2位三洋グループ(14万5,500台)、3位ニューギングループ(10万3,000台)、4位サンセイアールアンドディ(9万6,000台)、5位平和グループ(8万6,000台)と続いた。パチンコ年間販売台数1位となったSANKYOグループは、唯一の20万台越えメーカーとなり、全体の5分の1強を販売。2位は昨年の台数から大きく数字はおとしたものの、三洋グループが「大工の源さん韋駄天BLACK」「PA新海物語」を筆頭に、海シリーズを複数販売した。3位は、昨年に続き10万台を超えたニューギングループ、4位も昨年に続きサンセイアールアンドディが前年比で大幅な増減もなく安定のランクインとなった。

発表会では、同社の村岡裕之代表が2023年の業界販売実績予想を行い「昨年、一昨年と販売台数の減少が続いたなかで、ここに来て持ち直している傾向も見られるが、先の見えないホール数の減少や部材不足の影響を受けて前半は低調に推移する可能性は高い」と述べた。

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