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パチンコ業界ニュース

11月のホール企業採用熱、人手不足を背景に増加傾向 遊技通信2022年12月14日

パチンコ業界に特化した人材採用支援を行うパック・エックスが、ホール企業の採用意欲について毎月まとめている「パチンコホール企業の転職市場状況」によると、2022年11月の採用ニーズは1.03ポイントだったことがわかった。同社の滝沢統括マネージャーは「人手不足を背景とした増員目的の採用活動が増えたが、スマスロ導入や年末商戦に向けた準備など現場とのスケジュール調整がうまくいかず選考がずれ込んでいるといった悩みを伺うことも多かった」とし「年内の人員補強ラストスパートで採用ニーズはこのまま基準値1.0を超えて推移しそうだ」と予想を示した。

「パチンコホール企業の転職市場状況」はパック・エックスが独自に算出している指標。数値が平均値1よりも高いとパチンコホール企業の求人が多いということになり「採用熱が高い」ことを、平均値1よりも低いと求人が少ないということになり「採用熱が低い」ことを示す。

市場では、11月21日からスマートパチスロの導入が開始された。大手ホールでは1店舗あたり50台以上の多台数でスタートを切った店舗がある一方で、中小店では10台以下のところや導入を見送った店舗も見られた。スマスロの導入には、データを集めるコンピューターのシステム代やサーバー代、専用ユニットが必要となることから、資金力の乏しいホールが導入することは容易ではない。年末年始の繁忙期に向けてスマスロを導入したホールと導入していないホールでは、集客力に大きな違いが出る可能性もあることから、今後のパチスロ市場の動向を注視していきたい。

転職市場の今後について滝沢統括マネージャーは、「応募が集まらない、面接に至らない、内定承諾されない、といったような相談ケースが明らかに増加している」とし「有効求人倍率は10カ月連続で上昇、求職者の選択肢が広がる中で如何にして『自社』を選択してもらうか、中途採用においてもより創意工夫が求められてきそうだ」としている。

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