PAAが社員総会を開催、平野輝寿氏が新理事長に
遊技日本2022年12月2日
一般社団法人 ぱちんこ広告協議会(PAA)は11月29日、TKPガーデンシティPREMIUM品川にて第6回社員総会を開催。役員改選では設立から理事長を努めていた大島克俊氏に代わり、これまで副理事長を努めていた平野輝寿氏(株式会社いなばNEXUS)が選出された。
平野新理事長は、7期目を迎える同会の活動方針として「PAAオリジナルサービスの拡充」「ぱちんこ業界が抱える全体課題に対する取組み」「新たなファンの創出」を掲げた。続いて登壇した東洋大学現代社会総合研究所の柳井猛晶氏からは「ぱちんこ産業広告動態調査2022年版」の概要について、広告販促費の推計市場規模は955億円(前年比50億円減)、1台当たりの月額広告費は平均2,275円(前年比181円増、増加率8.6%)となったことが報告された。
その後、POKKA吉田氏による記念セミナーが行われ、スマスロ導入開始における注目ポイントの他、広告宣伝や業界動向に触れながら同氏が考えるこれからのぱちんこ業界の在り方を語った。
また当日は、ぱちんこ業界とパチンコ・パチスロファンをつなぐ、新たな広告創出機会を目指す「PAA広告大賞」の表彰式を開催。グラフィック部門では㈱ジュリアジャパンのデザイナー梶野諭さん、ムービー部門では㈱プロテラス映像デザイナーの五十嵐亜衣さんがそれぞれグランプリに輝いた。
総会後に催された懇親会では、警察庁保安課の朝妻拓郎係長が臨席し、同課松下和彦課長の挨拶を代読。「広告宣伝の健全化は、清浄な風俗環境を保持するために不可欠なものであるとともに、パチンコへののめり込み、依存の防止対策を進めるうえでも欠かすことのできないものであります。業界自ら問題意識を持って取り組むことが重要だと考えており、引き続き、貴協議会がそのなかで大きな役割を担い、推進されることを期待している」と述べた。