10月のホール企業採用熱、基準値を上回る1.01ポイントを記録
遊技通信2022年11月15日
パチンコ業界に特化した人材採用支援を行うパック・エックスが、ホール企業の採用意欲について毎月まとめている「パチンコホール企業の転職市場状況」によると、2022年10月の採用ニーズは1.01ポイントだったことがわかった。同社の滝沢統括マネージャーは「7月以降から大きな変動幅はなく、基準値1.0を上回る形でなだらかに推移している」とし「目標とする採用数に満たない、人員不足が解消されない、といった声を伺うケースは明らかに増えてきた」と述べている。
「パチンコホール企業の転職市場状況」はパック・エックスが独自に算出している指標。数値が平均値1よりも高いとパチンコホール企業の求人が多いということになり「採用熱が高い」ことを、平均値1よりも低いと求人が少ないということになり「採用熱が低い」ことを示す。
市場では、11月21日からスマートパチスロの導入が開始される。導入機種は、「LバキL3」(オリンピア)、「L革命機ヴァルヴレイヴD」(SANKYO)、「LHEY!エリートサラリーマン鏡PA4」(パオン・ディーピー/大都技研グループ)、「LアナザーリノヘブンCC」(山佐)の4機種で、準備の整ったメーカーから随時新機種が発売される予定になっている。パチスロは6.5号機が好調な稼動を見せているが、スマスロには現行機種にはない独自の優位性もあることから、年末年始の繁忙期に向けて市場の活性化につながることが期待される。
転職市場の今後について滝沢統括マネージャーは、「厚労省が公開している有効求人倍率は上昇傾向が続いておりコロナ渦前の水準に戻りつつある」とし「新規求人数も生活関連サービス業・娯楽業においては前年同月比で22.3%増加し、転職支援の現場感においても人材を求める相談件数は増加している。年末に向けてさらにニーズは高まりそうだ」と近況を示した。