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マルハン、売上高1兆8000億も目標未達 グリーンべると2007年5月29日

 パーラー最大手のマルハン(鈴木嘉和社長)は5月29日、都内のホテルにて会社説明会を開催し、35期(06年4月~07年3月)の決算概要等について発表した。

 売上高1兆8149億1200万円、経常利益322億9400万円(連結、以下同)でともに前期を上回ったものの、売上高に関しては業界を取り巻く厳しい環境も影響し期首計画未達。一方経常利益に関しては出店計画、コストを見直した結果、計画を達成した。

 出店に関しては当初34店舗を計画していたが、厳しい状況を鑑みコスト投下バランスを考慮した結果、27店舗の出店にとどまった。なお、期末現在の店舗数は209店舗。また既存店においてはパチスロ島からパチンコ島への設置変更を29店舗で行っている。

 36期(07年4月~08年3月)に関しては業績に応じた店舗展開を考え過度の出店展開を行わない方針。またコスト面では特に負担の重い人件費、広告費、機械代の圧縮を図るが、これらは一方で利益確保の源泉ともいえるため、特に人材育成、ブランド力の浸透といった部分には注力する。

 その他施策としては低玉貸料金へのチャレンジ、各台計数機の導入によるランニングコストの圧縮、労働環境改善なども検討。営業面では創業50周年イベントに注力することで集客の強化を図る方針だ。

 なお、36期計画(単体)は売上高1兆9082億円、経常利益270億円。27店舗の新規出店で232店舗を目指す。

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