ゴールドX損害訴訟、一審はアルゼ敗訴
グリーンべると2007年4月27日
全日遊連は4月25日、都内のホテルで記者会見を開き、2003年に発生した『ゴールドX』の不具合をめぐる2つの損害賠償訴訟の一審判決で、アルゼを相手に訴えを起こしていた原告パーラーがいずれも勝訴したことを報告した。
訴えを起こしていたのは中国地区の1法人1店舗のパーラーと関東地区の1法人で3店舗をもつパーラー。中国地区の裁判では不具合が許した攻略法を監視するため当時原告側が配置した監視員の人件費など「監視費用相当額」の損害賠償が認定され、関東地区では、(1)休業損害、(2)運送費用相当額の損害、(3)保管費用相当額、(4)検定費用相当額(AMマークを取得するための費用)、(5)広告宣伝費相当額、(6)承認変更申請費用相当額(ゴールドXを設置するための変更承認申請費用)など、請求内容がすべて認められた。
中国地区の原告パーラーは請求内容が全額認められなかったことから上級審に控訴している。一審判決の言渡は中国地区が3月15日、関東地区は4月17日だった。
この問題ではほかに中部地区の2法人3店舗、近畿地区の5法人5店舗、九州地区の18法人45店舗が同じくアルゼに対し、損害賠償を請求する裁判を起こし、現在も係争中だ。
なお、この一審判決について、アルゼ側はいずれも控訴した。