社会貢献大賞に玉屋のクリーンエネルギー推進事業
遊技通信2022年7月22日
パチンコ・パチスロ社会貢献機構は7月21日、都内新橋の第一ホテル東京で社会貢献大賞の表彰式と助成金贈呈式を開催した。
社会貢献団体機構は平成17年、全日遊連が中心となって傘下組合や組合員ホールの社会貢献活動を顕彰するために設立、2019年にそれまでの名称から現在の「パチンコ・パチスロ社会貢献機構」に変更した。表彰式ならびに助成金の贈呈式は今回で17回目を迎える。
今年の社会貢献大賞には28都府県方面組合から72件の申請が寄せられ、3月の第1次審査委員会と4月の審査委員会で審査を行った結果、大賞には福岡県遊協の株式会社玉屋による「クリーンエネルギー推進を目的とした設備設置(レンタルサイクル・電動自動車用充電器)事業」が選ばれた。
玉屋では、福岡市が進めるエネルギー政策に共感し、地球温暖化やCO2の削減に向けた取組みとして、都市部店舗を中心に店舗の駐輪場にレンタルサイクル用のポートを17台分、電動キックボード用のポートを4台分、本店立体駐車場に電気自動車用充電器3台分を設置。地球温暖化対策は国を挙げた課題であり、全国で展開できる活動であることが高く評価された。
大賞を受賞した玉屋の山口智也専務取締役・経営企画本部長は、「当社は福岡の小さな企業なので社会貢献という大きなことはできませんが、玉屋に行ってよかったと言っていただけるように、地域の存在感を伝えるために地域貢献活動を続けてきました。今回このような賞をいただいたことは非常に励みになります。今後も小さい活動から徐々に活動を広げ、社会に貢献していける企業に成長できるように努めてまいります」と語った。
部門別の最優秀賞には、都府県方面部門に茨城県遊協の「新型コロナウイルス感染症に伴う職域ワクチン接種事業」、支部組合部門に岐阜県遊協岐阜支部の「市立高校に対するオンライン授業設備整備(プロジェクター・スクリーンの寄贈)事業」、組合員ホール部門に都遊協の株式会社ダイナムの「学校サポート~光触媒スプレーの寄贈と施工~事業」が選ばれた。また、当日は共同助成、一般助成、特別助成、特命助成の4つのジャンルの助成認定証贈呈式も行われ、24団体に計3,580万円の助成を行った。
閉会にあたり挨拶した全日遊連の阿部恭久理事長は、「今回の助成は依存問題や子どもの健全育成、災害復興支援だけではなく、コロナ禍のなかでSDGsの視点からより良い社会を作ろうと活動する団体にも助成をさせていただきました。今後も世相を敏感に反映しながら必要な分野への支援を行っていきます」と述べた。