スマートパチスロ、初期供給は10万~15万台
アミューズメントジャパン2022年6月15日
日本電動式遊技機工業協同組合は6月10日、パレスホテル東京で通常総会を開催した。総会後の記者会見で兼次民喜理事長は「パチンコに比べて遅れていたパチスロも、自主規制の見直しの範疇でゲーム性の向上が期待できるスペックをお許しいただけた。ここから4000ゲーム機、さらには秋以降のスマートパチスロ(スマスロ)へとつなげていきたい」と意欲を示した。
スマスロの供給台数などの見通しについて兼次理事長は、電子部品の逼迫でユニットの供給量が流動的とした上で、「本年11月から来年3月ごろまでに10万台以上15万台未満という範囲でユニットが供給される状況なので、初期のスマスロはその範疇でしか販売できない」との認識を示し、「5月末の段階で日電協と日工組合わせて5~6社がスマスロの型式申請をしている」と明かした。今後については「ホール側からもさまざまな要望があるので、真摯に対応し、安心して導入いただける形を取らせていただきたい」と述べた。
一方で、導入が始まった6.5号機については「ファンのやめ時がわかる有利区間の報知がなくなり、2400枚が差枚数管理になるので、必ずいい結果が出るはずだ」と自信を示した。
総会では鶴見雅男理事・事務局長が常務理事に昇任、岩堀和男参与を理事に新任する役員人事が承認された。令和3年度の日電協証紙発給枚数は49万4009枚(前年度比85.8%増)だった。