多摩市と防災協定を締結
アミューズメントジャパン2022年5月25日
「ドキわくランド」の屋号で関東を中心にホール9店舗を運営する悠煇は5月20日、『ドキわくランド聖蹟桜ヶ丘店』が所在する東京都多摩市と防災協定を締結。同日に市役所で締結式が行われ、同社の岩谷東明社長と多摩市の阿部裕行市長が協定を交わした。
同社と大阪府を中心にホール13店舗を運営するアミューズで代表取締役を務める岩谷社長は今回の協定締結について「『ドキわくランド聖蹟桜ヶ丘店』がオープンして16年。これまで地元の方々に非常にお世話になっている。微弱ではあるが、こういった形でお役に立てるのは光栄なこと」と述べた。
今回の協定締結には、2019年10月12日に発生した台風19号が背景にあった。同市は台風19号による影響で大雨・洪水警報が最高レベルの5に達し、約2000人が避難を余儀なくされた。多摩川も氾濫寸前まで増水しており、多摩川べりから約450mの距離にある同店では5階建ての立体駐車場を地域住民に開放。車で約50台が避難場所として利用していた。こうした経緯もあり、市の防災安全課長から同社に協力を依頼した。
阿部市長は「地域のランドマークとして親しまれている場所に駆け込めるというのは、市民にとって安心・安全につながる。ご協力をお願いするのは難しいと思っていたが、快く引き受けていただき感謝している。引き続き、ご支援ご協力をお願いしたい」と話した。
同店は「指定緊急避難場所」として、店舗出入り口やエレベーターホールなどに案内を掲示。災害時に地域住民を受け入れる施設として、来店客に周知している。