日工組が円滑な旧規則機の適正処理を4団体に要請
アミューズメントジャパン2021年12月24日
日本遊技機工業組合は12月23日、残り1カ月あまりに迫った旧規則機の適正処理について全日遊連、日遊協、MIRAI、余暇進の4団体に対して改めて円滑な旧規則機の適正処理への協力を文書で要請した。
日工組では、旧規則機をホールから早期排出してもらうために、買取回収および注意喚起のチラシ配布や、組合ホームページ上に下取り・買取り対象機種情報ならびに新規則機に使用できない枠情報の掲示を行うなど、さまざまな取り組みを行ってきた。
しかし、日工組・日電協の調査によると、11月末時点で設置されている旧規則機は約88万台。ホールの倉庫保管分を含めると約100万台以上が存在していると想定される。
日工組遊技機回収システムの処理会社4社では、旧規則機の撤去期限間際に多くの旧規則機が排出されることを想定し、適正処理のための人員の確保や、新たな保管場所を確保するなどの準備を進めていたが、11月末時点で約100万台以上の旧規則機が残っていることは想定外で、処理会社4社を含む遊技機リサイクル選定業者の処理能力を「はるかに上回ることが決定的」だとの見通しを示した。
日工組では、処理会社の処理状況や保管場所などの問題により、「受け入れができない場合に一定期間ホール様で保管していただくことになる」とし、旧規則機の適正処理への理解と協力を求めた。