PAAが10月定例理事会を開催
遊技通信2021年11月5日
ぱちんこ広告協議会(PAA)は、10月27日に理事会を開催し、会員に向けて業界動向の共有や担当理事によるワーキンググループの活動報告を行った。
冒頭の挨拶で大島克俊理事長は、「第6期最初の理事会となるが、改めて今期もしっかり活動していきたい思いを新たにした。8月にMIRAIぱちんこ産業連盟と共催した勉強会を開催したが、MIRAIとは広告規制の見直しについて引き続き議論を重ねているところなので、そうしたことも含めて今後の展開を考えていきたい」と述べた。
続いて行われた業界動向共有では、篠原弘志相談役が新規則機の入替えについて「新規則機の設置の普及状況がパチンコとパチスロの間に20%前後の差が出ていると聞いており、特にパチスロの新旧交代の進み具合が非常に不透明な状況になっている。さらにリサイクル選定業者が減少傾向にあり、処理能力の点から野積みが発生するリスクも懸念されている」と分析。また、誤解が先行している広告宣伝規制の緩和については、業界側の姿勢も問われる問題であることから、実現に向けてさまざまな動きをフォローし、アドバイスを行っていく意向を示した。
活動報告では、PAA-ADネットワークWGが5期末の結果報告と6期の計画について報告。新年度は、年末商戦に向けての新たなパッケージ企画を検討していくほか、固定費の見直しなどを含む方針変更を実施するとした。広告・宣伝WGからは、広告動向と意識を調査する「ぱちんこ産業広告動態調査-2021年版」の取りまとめを行い、11月の理事会で発表する予定であることが報告された。