ダイコク電機のWeb展示会&セミナー「MIRAIGATE2020」、延べ5,508人が来場
遊技通信2020年9月16日
ダイコク電機は9月1日から15日まで、Web展示会&セミナー「MIRAIGATE2020」を開催。新型コロナ感染拡大防止の観点から初の試みとしてオンラインで実施し、例年の2倍近くとなる延べ5,508人が来場した。
Web展示会では、遊タイム機など新解釈基準機に対応する新しいデータ表示やデータ管理、利益最大化施策、感染症対策、省人化対策といった業界の「New Normal」を提案した。
遊タイム機のファンアピールを最適化する情報公開端末の対応機能
Web展示会の目玉のひとつは「BiGMO PREMIUMⅡ」「REVOLA」など情報公開端末に搭載した新解釈基準機の対応機能。遊タイムは時短も含む低確率時のスタートの規定回数で発動するが、STタイプの遊タイム機の場合、従来のデータ表示機ではST回数も含めた大当り後のスタート回数表示になり、規定回数に達しても遊タイムが発動しない問題が起こる。そこで、従来の大当り後のスタート回数に加え、遊タイム向けに低確スタート回数を表示する新機能「Wスタート」を搭載。遊タイムまでの正確な回数表示で安心できるほか、機種ごとの発動規定回数も表示するためファンの機種知識の平等性が保てる。また、遊タイムや突然時短に関連する履歴データなども表示し「ファンが遊技する理由」も提供できる。
「BiGMO PREMIUMⅡ」の新解釈基準機対応。「Wスタート」(左下)、機種ごとの遊タイム発動回数も表示(右上)
新解釈基準機を成功に導く、AIコンピュータ「X(カイ)」
AIホールコンピュータ「X(カイ)」は、DK独自のノウハウで遊タイムや突然時短をリアルタイムに状態判別でき、遊タイム機のシミュレーション機能を搭載。営業実績データに基づく玉粗利の計画などにより、活用面で大きなアドバンテージが得られる。遊タイムまでの残りスタート回数といった遊技台の状況もチェックシートで一目で把握でき、日をまたぐ「宵越しスタート」を加味した運用管理も可能にした。リセット管理では、任意に設定した残スタート回数を下回ると自動で知らせる機能(業界初)も搭載。新解釈基準機をいち早く成功に導く。
遊タイムまでの状態が一目瞭然。AIホールコンピュータ「X」のチェックシート
業績アップにコミットする「Market-SIS」
商圏分析サービス「Market-SIS」は、ホールコンピュータからのデータ自動送信割合が80%超。正確なデータを使った商圏分析ができる上に、業界最大のビッグデータ DK-SISと連動し、台データと稼動データを融合させた商圏分析を可能にする。機種入替に特化したDKオリジナルの分析機能「商圏入替比較」や「入替機種一覧」は、入替内容のチェックや集計にかかる労力と時間を大幅に削減。「商圏入替比較」は、新台入替の効果測定をDK-SISから算出した機種貢献区分で判定し、新台入替の成功度合いが一目で分かる。「入替機種一覧」では、商圏店舗の入替情報が手間なく正確に把握可能。入替機種の前週稼動率や中古機価格も表示されるため数多くの情報から今後の機種構成を練ることができる。
商圏分析サービス「Market-SIS」の商圏入替比較。DK-SISの稼動貢献データと連携し、入替の成功度合いが一目でわかる
Withコロナ対応でもニューノーマルを提案
情報公開端末の新型コロナ対策支援は、開店時や非稼動時に台の「清掃・消毒済」を表示。徹底した清掃・消毒対応のアピールができ、スタッフには未清掃台を探す手間と接触機会を軽減する。また、ファンが自分で食事休憩に切替えできるCRユニット「VEGASIAⅢ」の「セルフ食事休憩」も接触機会を軽減。カードを鍵として利用するため安心して離席できる。
さらに、「セルフカウンター&DKオリジナルセルフコーナー」(参考出品)は、賞品カウンターの無人化で接触機会をなくし、残高精算から賞品交換までの処理もわかりやすくする。コロナ禍以前より度々問題視されていた開店前の行列に対しても、抽選から台予約までWebで完結させた「スマート入場システム」(参考出品)で解決策を提示。開店前の並びをなくして「密」を防ぐとともに、スタッフ業務を大幅に削減する。