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「第1回 明日の遊技機フォーラム」開催/日遊協 遊技日本2019年12月16日

日遊協・遊技機委員会は「第1回 明日の遊技機フォーラム」を12月10日にTKP東京駅前会議室(東京都中央区)で開催。内藤裕人遊技機委員長がぱちんこ業界の歴史について講演したほか、日工組の渡辺圭市技術担当理事、高津巨樹管理遊技機部会部会長、日電協の岩堀和男副理事長、高橋純一技術ワーキング長ら4名のパネリストによる管理遊技機・メダルレス遊技機についてのパネルディスカッションや参加者によるグループディスカッションが行われた。

フォーラムの冒頭に挨拶した委員会担当の大久保正博副会長は「この業の過去と未来を描く講演・ディスカッションとなるかと思う。管理遊技機、メダルレス遊技機という新たな遊技機が出てくる前にまず歴史を紐解いてみようということ。活発な討議をお願いしたい」と内容の充実に期待を込めた。

内藤遊技機委員長は「ぱちんこ業界の歴史」というタイトルで講演。日遊協が2019年の夏に発刊した「遊技業界データブック2019」や業界関連書籍などのデータを引用しながら、昭和27年頃のパチンコ黎明期と呼ばれる時代から令和の今日に至るまでの遊技業界産業規模、参加人口推移、売上粗利動向、そして遊技機に対する規制の流れなどを駆け足で振り返り、産業の盛衰がなぜ起こったのか、また遊技機に対する度重なる規制強化がなぜ必要だったのか等について、時代背景を踏まえながら解説した。

講演終了後には参加者が5~6名程度のグループに分かれ「20年後のぱちんこ業界を存続させるには」をテーマにディスカッションを行った。参加者からは「参加人口減少の進行が一番の問題。業界の課題を解決し、将来社会から必要とされる業界でありたい」「業界が一つにまとまって進むよう自主規制を行い、それを守っていく必要があるのではないかと感じた」などの意見が挙がった。

続いて開催されたパネルディスカッションでは管理遊技機とメダルレス遊技機について4名のパネリストが説明。内藤委員長を進行役に、新型遊技機開発の進捗度合い、販売価格見通し、枠や発射装置を含めた構造、収集されるデータの取り扱い、依存問題対策へのアプローチ、遊技フロー、ゴト対策機能、メンテナンス方法など多岐にわたって具体的な情報を開示した。

参加者との質疑応答では多くの意見が寄せられ、このうち「市場投入のタイミングはいつぐらいなのか」という質問に対してパネリストは「各メーカーの状況次第となるが、2020年11月にリリースできるようにと考えている」(日工組)、「初号機については、遅くとも2021年2月のリリースを目標としている」(日電協)と、それぞれ見通しを明かした。

パネルディスカッション終了後は再びグループディスカッションを行い、日工組、日電協関係者の説明を踏まえ、新型遊技機に求めるものについて自由な意見を交わし理解を深めた。議論を総括した発表では、共通枠の採用や認定検定期間の延長、部品の長期安定的な供給の方策など数多くの意見が挙がった。なかには、新型遊技機のネーミング変更や、稼働中のデータ収集を担保にした新たな射幸性の適正管理構築の必要性に言及する声もあった。

発表を受けた日電協の岩堀副理事長は、「いろいろな意見を聞いて、考えなくてはならないことがたくさんあった。ゲーム性をどこまで魅力的にできるかという点はもとより、長期的に考えていかなければならない課題も多いと感じた」、日工組の渡辺技術担当理事は、「共通枠や部品の問題など難しい課題も残っている。また、管理遊技機という名称についても公募による見直しを含めて検討したい」などと答えた。

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