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PAAが総会および講演会を実施、行政担当官は広告宣伝の健全化推進に期待感 遊技通信2019年12月6日

ぱちんこ広告協議会(PAA)は12月4日、都内港区のTKPガーデンシティ品川で第3回社員総会および講演会を開催した。挨拶した大島克俊理事長は、4期目に突入する同会の今後について言及。「4期目では、成果という形で実をつけなければならないと考えている。業界環境は厳しいが、広告に関する会社が集まったなかで何ができるのかを考え、業界に貢献できるよう取り組んでいきたい」と抱負を表すとともに、今期の活動指針として、業界課題への取り組み、新規ファンの創出、PAAオリジナルサービスの拡充、運営体制の強化などを掲げた。

会合後に催された懇親会には、警察庁保安課の小清水徹係長が臨席し、同山田好孝課長の挨拶を代読。「貴協議会では、広告宣伝に係るガイドラインの策定やセミナー等の開催など、広告宣伝を健全化すべく力を尽くしていると承知している。広告宣伝の健全化は、清浄な風俗環境を保持するため不可欠なものであるとともに、パチンコへの依存防止対策を進めるうえでも欠かすことはできない。パチンコ業界は広告宣伝に関する全国的な指針を策定し、本年度中に公表するとしているが、そのなかで貴協議会が大きな役割を担っていただけることを心から期待している。依存防止対策を含めたパチンコ営業の健全化については、私どもにとっても重要課題の一つ。これに向けた施策をより一層推進していきたいと考えている」とし協力を求めた。

一方、講演会では日本広告審査機構(JARO)の山本一広専務理事、日本カジノスクールの大岩根成悦校長、全国モーターボート競走施行者協議会総務部の川津大輔参事がそれぞれの立場から、広告宣伝をテーマに登壇した。このうち、全国モーターボート競走施行者協議会の川津参事は、モーターボート競争における依存症問題の取り組みについて紹介。発症防止、進行防止、回復支援といった3つのフェーズごとに実施している依存対策を披露するとともに、今後パチンコ業界とも情報交換を行っていきたい考えを示すなどした。

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