新潟県遊協総会、佐藤理事長が6期目の再選
遊技通信2019年6月28日
新潟県遊協は6月18日、新潟市内の新潟グランドホテルで第68回通常総会を行い、任期満了に伴う役員改選で佐藤孔一理事長の6期目となる再選を承認した。
総会冒頭の挨拶で佐藤理事長は、業界の最優先課題になっている依存問題について「お客様と直に接するホールの立場からアドバイザー講習会を積極的に開催してきた。今後は、各ホールのアドバイザーによる実行的な取組みを講じることができると確信している」と述べたほか、各業界団体と意思疎通を図りながら山積する諸問題の解決に向けた取組みを団結力を持って推進していきたいと語った。
議案審議では、前年度事業報告および今年度事業計画など8つの議案が上程され、いずれも原案通り可決承認された。事業報告では、依存問題対策としてアドバイザー制度の拡充と推進を図るための講習会を積極的に開催したほか、18歳未満の立入禁止措置の徹底や置引き対策、不正防止対策の推進などを報告。今期事業計画では、依存問題に向けた諸施策の推進など13項目を継続的重点推進事項に挙げた。
役員改選では6期目となる佐藤理事長以下、現執行部の留任を決めたほか、専務理事の音田裕司氏が勇退し、新たに大平健二氏が就任した。また、近年の店舗数減少を受けて役員及び理事の定数を変更する定款改正などが承認された。
来賓挨拶では新潟県警察本部生活安全部の山本純市部長が、県内の治安情勢の解説を行ったほか、「パチンコ産業は大衆娯楽として古くから親しまれているが、その原点は誰もが安心して手軽に遊技する姿にある。その原点に立ち返るために、依存症対策を含めた業界の健全化に向けた施策に真摯に取り組んで欲しい」と要請した。