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大遊連青年部会が総会で野口部会長を再任、行政官は広告宣伝の健全化を要請 遊技通信2019年6月5日

大阪府遊連青年部会は5月31日、大阪市天王寺区のシェラトン都ホテル大阪で第32回定時総会を開催し、上程された3つの議案全てを承認したほか、任期満了に伴う役員改選では、野口賀蔵部会長の再任を決議した。野口部会長は2期目となる。また事業計画には、社会貢献活動の積極的な推進に加え、時代を先取りした経営の調査研究などを盛り込んだ。

挨拶した野口部会長(=写真)は、「私達の業界はこれまで先輩たちが変化する社会のなかで、幾多の危機や困難を乗り越えてきた歴史がある。それは時に、難しい判断や考える時間が与えられていないなかでの決断もあったと聞いている。その歴史があったからこそ、今の自分達が存在することを、日々の経営の忙しさのなかで忘れてしまわないようにしないといけない」と訴えた。

続いて挨拶した平川容志大遊連会長は、「業界を取り巻く環境はますます厳しい状況が続いている。これを乗り越えるためには、業界が一丸となって誰でも安心して遊べる遊技環境を整備することが求められている。次世代を担う皆様には、娯楽の多様化が進むなかで、幅広い客層から支持されるホール作りを私どもと一緒に知恵を出し合って実行していただきたい」と語りかけた。

一方、来賓祝辞を述べた大阪府警察本部生活安全部保安課の髙田宗亮管理官は、依存対策の強化や児童車内放置の未然防止を求めたのに続き、広告宣伝の健全化について言及。「昨年当課において、府下パチンコ店における広告宣伝の実施状況を調査したところ、取材と称し、出玉イベントを想起させる著しく射幸心をそそるおそれがある広告宣伝が横行しているとの現状を確認し、当課から申し入れを行い、府下においては、自主規制がなされることとなった。しかし依然として、特定の日に特定の遊技機を示し、イベント開催を告知して射幸心をそそるものや、隠語を用いて規制の目をかいくぐろうとするような悪質な事案が発生しており、非常に残念に感じている。こうした広告宣伝は、依存防止対策に逆行する行為。違法な広告宣伝を認知すれば、当課および警察署が連携し、行政処分等を実施しているが、業界全体で認識をあらため、自らの取り組みによって広告宣伝の健全化に努めてもらいたい」と要請した。

また総会後には、良品計画前会長で、松井オフィス代表取締役の松井忠三氏が「無印良品は仕組みが9割」と題して講演を行った。

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