群馬県遊協総会、依存問題や不正防止など11項目を推進重点事項に
遊技通信2019年5月28日
群馬県遊協は5月20日、前橋市の前橋商工会議所で第54回通常総会を開催し、依存問題への対策などを掲げた事業計画案を採択した。
総会の冒頭、森山秀夫理事長は「業界は依存問題への対応をはじめさまざまな問題が山積しているが、業界本位の視点ではなく国民、県民の目線で考え、支持と協力を得るために何をすべきかを真摯に模索してきた。今後も身近で安く安心して遊んでもらえる娯楽の場を提供するために、遵法営業の徹底とともに組合活動に対する理解と協力をお願いしたい」と挨拶。また、来賓挨拶では、群馬県警生活安全部の高井篤部長が、業界が自主的に取組んでいる各種活動を評価する一方、依存問題や遊技機の不正改造、違法な広告宣伝などの課題が残っている状況を示し、その改善を求めた。
議案審議では上程案件を全て承認。事業報告では、依存問題への対応として「安心パチンコ・パチスロアドバイザー講習会」を県遊協主催で2回開催し、344人のアドバイザーが県内ホールで活躍していることや広告宣伝の適正化に向けた折込チラシのチェック体制を確立したことなどを報告。事業計画では、遊技人口の回復や依存問題への対策、恒常的な不正防止対策の推進など11項目を推進重点事項に挙げた。