日遊協が規則改正案に対し要望書を提出
グリーンべると2003年11月21日
日本遊技関連事業協会(深谷友尋会長)は11月20日の記者会見で、10月24日に警察庁に対して遊技機規則の改正案に対する要望書を提出したことを報告した。
日遊協が要望した遊技機の規則に関する主な内容としては、
(1)パチンコの大当たり時の最大16ラウンドまでとする規制をラウンドではなく出玉の総数による規制にしてほしい。
(2)パチンコ機以外でもCR機を認めてもらいたい。
(3)球を使用する回胴式遊技機にも貯留装置(クレジット)をつけてほしい。
(4)パチンコ機の貯留玉数を現行の4個以内から7個以内にしてほしい。ただし、貯留玉を7個にすることで射幸性に問題があれば、大当たり中は貯留しないようにしてほしい。
などで、その他、規則改正に伴う要望事項としては、
(1)特例風俗営業者の管理者等について
(2)「遊技機販売業者登録制度に関する規定」の位置づけ等について
(3)遊技機の構造に関する規格について
(4)規則改正施行に伴う経過措置について
(5)規則等の定期的な見直しと改正について
(6)遊技産業健全化のための機関設立への指導について
の6項目を提出している。(要望書の詳細は同協会広報誌11月号を参照)
なお、今回の規則改正案に対する率直な感想を記者団に問われた深谷友尋会長は、「厳しく受け止めているが、ポジティブに考えていかなければいけない。ネガティブに考えれば後退といえるかもしれないが、新しいファンを獲得していくにはいいターニングポイントではないか。ここから上昇するか下降するかは未知数だが、ライトユーザーの動向を見定めていきたい。また要望書でも時代のニーズにあった改正をお願いしている。しかし、これは今後の業界に関わる人たちの姿勢によるだろう」との見解を示した。