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マルハン、03年上半期は売上高4278億円 グリーンべると2003年11月21日

 大手パチンコチェーンのマルハンでは11月20日、東京本社において32期上半期の会社説明会を開催。説明会には鈴木嘉和取締役社長、小杉隆常務取締役、韓裕取締役営業本部長らが出席、2003年4月から9月までの(上半期実績)について、売上高4278億円、経常利益61億円を挙げたことを報告した。

 前期と比べ増収は達成したものの経常利益が前期比で2億円落ち込んだことに対して鈴木社長は、「新規出店と玉出し、爆裂機の取り外し新海の入替え費用により機械台が増えたことが影響している」と説明した。

 また32期の経営スローガーとして「今一度、創業の原点に立ち戻り、社内の総点検を実施」「経費を減らして利益をどのように生み出すかを全員で考え実行する」の2点を挙げたほか、今後の戦略としては、

(1)北海道、関東、関西、九州を重点エリアとする
(2)40万人以上の都市であれば700~800坪の土地も出店の視野に入れる

 などと説明。無駄なコストを削減するために購買部新設により、経費を効果的に削減することや中古機の積極活用を行うことを伝えた。

 また人材の育成と組織の活性化のために、成果主義を取り入れた新人事制度の導入や人材育成システムとして「マルハンアカデミー」をスタートさせること、秋期定期採用をスタートさせることを説明。さらに安全管理体制を維持するために、法務課、セキュリティ対策部を新設するほか店舗における外的リスク保安の専門チームを設置することを発表した。

 なお同社は2003年4月から来年2004年3月までの1年間(32期)で累積店舗数142軒、売上高9000億、経常利益205億円を目指し、2010年には500店舗3兆円規模の企業に伸ばす計画を発表した。

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