アルゼが「ゴールドX」について記者会見
2003年8月29日
アルゼ㈱が、「ゴールドX」に対する一連の対応とこれからの対策について、記者会見を開いた。(8/28 於:アルゼ株式会社 東京営業所)当日は、新機種の発表会も兼ねており、記者・関係者が出席し、行われた。
記者会見は、日遊協から7月22日に提出された質問文書について、アルゼ㈱・㈱ミズホ側が再三にわたり差し替えなどを行い、日遊協の納得のいく返答がなされなかった件について、アルゼ、ミズホ側から正式な回答として行ったもの。この件については、「ゴールドX」の不具合(変則打ちによる攻略)はもとより、それに対してアルゼ側がとった措置が、全国のホール関係者をはじめ、日遊協としても遺憾であり、業界全体の信頼に関わる重大な事態として厳しい態度で納得のいく返答をのぞんでおり、アルゼ側が応える形となった。
日遊協からの質問は、「攻略に対する対策の具体案、それにかかる期間について」「ホールへの対応について」「ゴールドXはミリオンゴッドの代替機であったことから、その対応について」であり、「いずれも具体的且つ詳細に」として、アルゼ・ミズホ双方からの回答を要求した。これについてアルゼ側は、アルゼ・ミズホ共通の回答とし、「現在、変則うち禁止のシールで対応していること、またゴールドXのサブ基板を変更し、型式認可を申請中であること、いずれの作業も早急に対応している」との回答を行った。
特に日遊協としては攻略打ちが発覚してからアルゼ側がとった行動についての事実確認についての詳細な説明を強く求めており、アルゼ側に返答をせまっていた。これについてアルゼからは、「根も葉もない事実」として事実を否定している。また、部品交換について、交換作業を行った事実についても、詳細は開示できないとした。
それに加えて、「シールを添付することで通常稼動が可能としている、ことへの違反はないのか、またシールを剥がして営業を行われた際の対応策」などについても言及したが、各管轄より許可を得ており、詳細については各管轄署へ問い合わせ願う旨の返答にとどまった。
アルゼ側としては、ホールとのやりとりは9割方決着し、補償については、個別に全て対応しているとしており、今後は代替機として「ゴールドXR」の申請が通れば、この問題について、ほぼ沈静化する見通しとコメントしている。