SANKYOは遊技機メーカーA-gonの全株式を9月30日付で取得し、完全子会社化したと発表した。A-gonはSANKYOグループの新たなブランドとして展開される。
SANKYOはA-gonの発行済み株式600株をすべて取得し、議決権所有割合は100%となった。取締役会決議と契約締結はいずれも9月28日。取得価額や株式の取得先は、当事者間の秘密保持契約に基づき非開示とした。ただ、価額は第三者によるデューデリジェンス(資産査定)の結果を踏まえて適正に決定したとしており、対価の合計額は開示基準には該当しないという。
SANKYOは、A-gonを経営と事業運営の両面から支えることが、同社の事業継続と発展に加え、グループの事業基盤強化と競争力向上につながると判断した。子会社化後はグループの経営資源を活用し、A-gonの事業運営を全面的に支援する。今後はグループ各社の連携を深め、パチンコ・パチスロ両事業で商品ラインアップを拡充し、中長期的な販売台数の増加を目指す。
A-gonは栃木県佐野市に本社を置き、1999年6月設立。資本金は3000万円。遊技機や遊技設備機器、備部品の企画・製造・販売を手がける。代表取締役は金子亮太氏。SANKYOとは遊技機部品の取引関係があるが、資本関係や人的関係はなかった。直近の業績は2025年9月期に売上高1億7200万円と前の期(3200万円)から大きく伸びたものの、経常損益は1億5900万円の赤字だった。2023年9月期は売上高1600万円、経常損益1億5100万円の赤字、2024年9月期は売上高3200万円、経常損益1億3400万円の赤字だった。2025年9月期末の総資産は5億3900万円。
SANKYOは本件が連結業績に与える影響は軽微とみており、今後公表すべき事項が生じた場合は速やかに開示するとしている。