オープン出納システム『WAVE Pro』(グローリーナスカ)

オープン出納システム『WAVE Pro』がホールの現金管理業務を変革する。マルハン北日本カンパニーが実感した導入効果とは──。

長年の課題だった現金管理改革への挑戦

人手不足や生産性向上への対応が求められるなか、マルハン北日本カンパニーが以前から取り組みたいと考えていたテーマの一つが現金管理業務の改革だった。接客やホール巡回、スタッフ育成など、人にしかできない業務へ時間を費やしたい一方で、現金管理には回収、計数、仕分け、記録、確認といった定型業務が数多く残されていた。

特に出納業務は営業に欠かせない重要業務でありながら、多くの時間と労力を必要とする。正確性が求められるため違算が発生すると確認作業が必要となり、現金管理だけは長年大きく運用を変えられずにいた。

同社では約20年間、金種ごとの枚数や金額を帳簿へ記録する運用が続いており、現場負担の軽減と管理レベル向上の両立が課題となっていた。そうした悩みに応えたのが、グローリーのオープン出納システム『WAVE Pro』である。

金融市場で培った技術が現金管理の課題を解決

グローリーは金融機関など厳格な現金管理を求める市場で培ったノウハウを持つ。その技術を集約した『WAVE Pro』をホール運営の現金管理にも展開した。

同システムは、入出金に伴う計数・整理・記録・保管を一元管理し、紙幣・硬貨の自動整理や自動精査機能を搭載。従来人手に依存していた出納業務を自動化し、省力化と管理精度向上を実現する。

グローリーが掲げるのは「出納事務のゼロ化」。人が担う作業そのものを減らし、本来取り組むべき業務へ時間を費やせる環境づくりであり、マルハン北日本カンパニーの目指す方向性とも一致していた。

その象徴的な事例が、2025年8月にグランドオープンしたマルハン札幌北店である。

現金管理工数を約4割削減

マルハン札幌北店の吉岡政紀店長によると、『WAVE Pro』導入後は入出金内容や操作履歴が自動記録されるため、手書き台帳が不要となった。計数や整理作業も効率化され、同社の調査では1日約180分かかっていた現金管理業務が約104分となり、約76分の削減を実現した。

また、入出金や操作履歴が記録されることで人的ミスが減少し、問題発生時の確認も容易になった。現金に触れる機会が減ることで、セキュリティ向上やスタッフの心理的負担軽減にもつながっている。

こうした成果を受け、マルハン北日本カンパニーでは2026年9月時点で23店舗まで導入が広がっており、今後もさらなる導入拡大を検討しているという。運用面でもグローリーナスカのサポート体制は高く評価されており、トラブル時もコールセンターが親身に対応。安心して運用できる環境が現場を支えている。

吉岡店長は「本来、取り組みたいことに時間をかけられるようになった」と語り、創出された時間は、地域とのつながりを深める活動や、接客など本来注力すべき業務に充てられるようになった。

現金管理改革による1日76分の削減効果は、単なる時間短縮にとどまらず、店舗運営の質を高める余地を生み出している。

グローリーナスカ
TEL.03-6284-1900(代表)
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