マースエンジニアリングは9月3日と4日、都内の本社ショールームで新製品の内覧会を開催した。多くのホール関係者が午前中から詰めかけ、業界初となる『カードレスシステム』やスマホアプリ『マースプレイ』、総合管理システム『エヴォールクラウド』の新機能などに強い関心を寄せていた。
アプリ『マースプレイ』によって利用可能になる『カードレスシステム』は、会員カードもワンデーカードも不要にする業界初の新システムだ。遊技客がこれまで遊技、精算、景品交換の各シーンで機器に挿入したり、スタッフに渡したりしていた動作が、スマホをかざすだけ済む。
カードレスの利点は、遊技客にとっては物理的なカードを持たなくていい、不意の抜き忘れをなくせるなど。ホールにとってはカードの購入費用を削減できる。
さらにホールは、アプリ会員を増やすことで恩恵を最大化できる。従来のワンデーカード遊技では正確に把握できなかった彼らの遊技データが、アプリ会員の情報として正確に捕捉できるため、好みの遊技機タイプや遊技歴に合わせて的確なプッシュ通知をアプリを介してターゲットに直接送信できる。最適な販促や接客につなげられる上に、開封状況の効果測定も万全だ。アプリ会員のメリットには、遊技履歴の記録や収支管理、機種情報の閲覧などが挙げられる。
アップデートされた『エヴォールクラウド』では、「イベント分析」機能を実装した。打ち出した施策に対して、通常営業日や過去の施策と比較することが可能に。例えば来店演者Aの招致効果について、会員売上、来店会員数、遊技時間などの指標から判断できるようになる。当日にどの世代がどの機種に反応していたかも丸わかりだ。
エリア長向けには「チェーン店管理」が役に立つ。「チェーン店店舗集計」「チェーン店機種別集計」のタブを開けば、店舗間の違いを容易に把握できる。
新製品の『エヴォール景品払出収納庫』も注目を集めた。ラインナップは充実の6レーンタイプ(『EVO9660』)とコンパクトな3レーンタイプ(『EVO9630』)。従来の縦置き払い出しから横置き払い出しに変更した。1レーンあたりの景品収納枚数は業界最多の675枚。払い出し速度(2秒。4枚払い出し時)と在庫計数速度(25秒以内)はいずれも業界最速だ。払い出しから一定時間が経過すると、自動で収納庫に保管する盗難防止機能付き。取り忘れを知らせる青色パトランプをオプションで付けられる。
3レーンタイプを『エヴォールスマートセルフ交換機(EVO50)』と接続させたときの横幅はわずか105センチ。6レーンタイプでも153センチに収まる。
ユニークな製品はパチスロの誤設定投入を防ぐ『スロット設定照合アプリ』。同アプリをインストールしたスマホを販売する。実作業の流れは、①スマホアプリがホールコン、その他基幹システムなどら出力される設定指示情報を専用PCを経由して受信、②担当者が遊技機に設定を投入、③確認用に表示される設定値をスマホで読み取り、④合致したら次の遊技台の設定情報が届く――を繰り返す。誤設定の投入を完全に防ぎながら、ペーパーレス化で設定情報を表に出さずに作業を行える。担当者が限定されがちな同業務を平準化し、作業者の育成が容易になることで働き方改革にも貢献できる。
2年ぶりとなる新製品の内覧会は9月10日と11日、大阪会場(マースシステムズ西日本・本社大阪ショールーム)でも開催する。百聞は一見に如かず。思わず感嘆の声が漏れるはずだ。翌週の17日と18日に実施する無料Webセミナーでは、今後の営業施策を左右する新たな気付きを得られる。
文=アミューズメントジャパン編集部




