日遊協が臨時総会と新年祝賀会、西村会長が依存対策のDX化を提言
遊技通信2026年1月16日
一般社団法人日本遊技関連事業協会(日遊協、西村拓郎会長)は1月14日、東京・千代田区のホテルグランドアーク半蔵門で臨時社員総会および新年祝賀会を開催した。総会では新役員3氏の選任が上程され、原案通り可決された。
臨時総会の冒頭に挨拶した西村会長は、まず日遊協が設立37年目を迎えたことに触れ、発足以来の指針である「健全化」の定義を改めて示した。かつての課題であった反社会的勢力の排除や不正遊技機の根絶などは先人たちの努力によって既に克服されたと指摘し、「令和の健全化とは、国民や社会に信頼される『安心・安全なエンターテインメント産業』として認められることだ」と述べ、そのキーワードとして「信頼」を掲げた。
また、業界の構造的課題についても言及し、ホールの収益がメーカーの製品力に大きく依存している現状を認めつつ、「餅は餅屋」の精神で遊技機メーカー、ホール、設備業者らがそれぞれの役割を完遂することの重要性を強調。廃業や会員減少という厳しい逆風の中でも、「次世代へ誇りを持って業界をバトンタッチしていく責任がある」と、業界一丸となった協力体制を呼びかけた。
特にコンプライアンス面では、警察庁と連携して策定した「広告宣伝ガイドライン」の遵守を強く促した。一部で是正勧告に従わない事例が散見される現状を「程度の低い問題」と指摘し、ルール遵守は未来を切り拓くための最低条件であるとした。
さらに、産業の転換に向けた喫緊の課題として、DXを活用した依存症対策を挙げた。具体的にはキャッシュレス化の推進を念頭に、顧客のインとアウトを正確に把握できるデジタル環境の構築が必要であるとした。会員企業における自己申告・家族申告プログラムの導入率は100%に達しているが、さらなるブラッシュアップとしてのキャッシュレス化が、実効性のある依存症対策に直結すると説いた。
総会終了後には新年祝賀会が催され、業界関係者らが集い、新年の門出を祝した。