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年末年始営業への提言|メイドインサービス アミューズメントジャパン2025年12月16日

パチスロ運用に特化したコンサルタント企業メイドインサービス(東京都府中市)が12月12日、ホール企業限定のパチスロ定例セミナーを開催した。パチスロの最新動向を伝える毎月定例のもので、今回で43回目。

講師を務めたのは、事業戦略部セールスプロモーショングループの池上周平係長。セミナー冒頭で11月のパチスロ市場を振り返った。11月に導入された新機種はスマスロ4機種と新パネルが追加されたスマスロ1機種。11月末時点のスマスロ機の設置比率は56.5%、ノーマルタイプを除いたL機の設置シェアは82.3%(前月比0.7ポイント増)となった。

全国展開しているパチスロ運用シミュレーションソフト〈MMP〉と設定調整代行事業〈ASシステム〉によって収集された全国実績データ「SIRIUS」の総合実績シェアランキングのトップ25には、11月導入の『Lパチスロ 革命機ヴァルヴレイヴ2』が1位にランクイン。池上係長は同機について「導入初月から1位になることは非常に稀。台数と好調な稼働、粗利も抜け、うまく嚙み合った印象。台数の部分は懸念点だったが、前作からの移行も割とうまくいったようだ」と説明した。また前月3位だった『L新鬼武者3』は6位にダウン、同14位だった『L主役は銭形5』は13位まで順位を上げた。

今回のトピックは「年末年始営業提言」。2022年からの年末年始期間の実績データを振り返りながら解説した。

実績データでは22年から24年まで毎年、平均稼働・売上・粗利すべてで前年比プラスを記録。池上係長は今年の市場について、「パチスロに対する大きな規制もなく、『L東京喰種』などのヒット機も出現し、市場としては過去と同様にプラス傾向になる土壌はあると考えている」と話す。

年末年始期間中の営業は、ゴールデンウィーク期間同様メイン機に集まる傾向があると解説。その中で、ユーザーが期待していない年末にあえて盛り上げていくことが、継続的な遊技意欲につながるという。

池上係長は「自店の実績を顧みて、年末年始の戦略的な機種選定や機種配置、来店や周年告知などにいち早く取りかかり、他店に先んじてユーザー様の遊技の道しるべを伝えきれるかどうかが年末年始商戦を勝ち切るための最重要項目。ジャグラーやAT機といった人気機種において、メリハリのある設定配分で、しっかりと設定を使っているというところを意識、そして期待させる形が理想。時期的に気付かれにくいため、設定を使っていることを知らせるための伝達力も試される」と総括した。

次回セミナーは26年1月16日14時からを予定している。

文=アミューズメントジャパン編集

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