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パチンコ参加人口30万人増|レジャー白書2025 アミューズメントジャパン2025年11月1日

日本生産性本部の余暇創研は10月31日、『レジャー白書2025』を発刊した。A4判・144ページの本書には、国民が2024年に参加したレジャー活動(5部門108種目)の実態を収録。25年2月に実施したインターネット調査では、15歳から79歳までの男女3467人から有効回答を得た。

プレス向けの概要説明会が10月28日、都内の会議室で開催された。長田亮・上席研究員は、余暇関連の市場規模(24年)が前年比5.6%増の75兆2030億円に上ったことを報告。コロナ禍前の19年(72兆3070億円)を4%上回った。

部門別に見ると、同9.9%増となった観光・行楽部門(12兆4160億円)が市場をけん引した。特に旅館やホテルが同15%前後伸長。国内観光旅行(避暑、避寒、温泉など)の参加人口は前年より60万人減ったが、全108種目の中で最多の4680万人だった。3年連続の首位。

参加人口が減ったものの市場規模が拡大した背景には、インバウンドによるものや、宿泊・観光施設による高付加価値施策がある。例えば宿泊施設では単価を上げる一方で、アーティストのライブ参加券を付与するプランを発売している。

ホール売上は2年連続で上昇
パチンコ・パチスロが含まれる娯楽部門の市場規模は、同5.3%増の50兆5310億円。パチンコ・パチスロの市場規模は16兆2000億円で、同3.2%増した。2年連続の増加。コロナ禍前の19年比は81%に留まる。

パチンコ参加者は690万人で、前年より30万人増加した。男女別に見ると、男性が13.6万人の減少、女性が43.6万人の増加。男性では30代と70代で参加人口が増えたが、その他の年代で減少した。女性では50代以外の各年代で増加した。


娯楽部門内で市場規模が前年から大きく伸長した種目は、スポーツ振興くじ(17.5%増)、競輪(12.9%増)、カラオケボックス(12.8%増)の順。部門に占める割合はいずれも3%未満だが、競輪の躍進は目覚ましい。競輪の市場規模は1兆2940億円(24年)。2013年(6090億円)から11年連続で拡大している。

市場規模の解説は、桜美林大学ビジネスマネジメント学群の下島康史教授と同・川﨑友加准教授が担当した。日本生産性本部の余暇創研はインターネット調査で、回答者から「パチンコ」の参加状況を取得しているが、ホール企業からヒアリングしている下島教授は「パチンコ・パチスロ」として推計している。

下島教授らは、余暇関連市場における全般的な傾向について、物価高騰に伴う値上げと単価の上昇があると述べた。好調なレジャー種目の共通点としては、コロナ禍から伸長しているネット化・デジタル化したもの(コンテンツ配信、電子出版など)や、ライブ感のある体験価値(コンサートなど)、推し活に支えられるゲームやアニメなどのIPコンテンツを挙げた。

レジャー白書は1977年の創刊以来、今号で49冊目を数える。国民の余暇に対する重視度は年々高まっており、仕事と余暇を比べたときに余暇を重視する人の割合は過去最高の67.8%に上っている。

文=アミューズメントジャパン編集部

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