回胴遊商の「幼児車内放置ゼロ」巡回運動 今年の発見事例はゼロ
          
            遊技通信2025年11月4日
          
        
        
        
        
        
        
          
回胴式遊技機商業協同組合(回胴遊商、大饗裕記理事長)は10月30日、令和7年度に実施した「幼児車内放置ゼロ」巡回活動の結果を公表した。
活動開始から21年目となる今年度は、猛暑下での取り組みが続いたものの、幼児の車内放置による発見事例は報告されなかった。
本活動は平成17年8月より継続実施されており、これまで平成18年、19年、23年、27年、29年、30年の各年において計15名の幼児を組合員10社が発見してきた。今回、特別会員・賛助会員も協力し、複数社が巡回状況を報告するなど、関心の高さがうかがえた。
巡回にあたった組合員からは、連日危険な暑さが続き、短時間でも車内放置は命に関わり得るとの危機感が共有された。また、「年々酷暑化しており、早期発見がより重要」「真夏日の増加に伴い、巡回活動を強化すべき」などの声が寄せられた。
特記事項としては、立体駐車場など暗い場所でのLEDライト活用、ホールとの連携による巡回回数増加、店内放送での注意喚起、スモークガラス車両への注意強化、日当たりが強い駐車位置の重点確認など、現場での工夫が多く報告されている。
発見事例はなかったものの、組合では引き続き巡回強化と注意喚起を行い、幼い生命を守る取り組みを続ける方針だ。