スリーウェルマネジメントが人材不足対応策でセミナー
グリーンべると2025年10月28日
経営コンサルティング事業などをてがける株式会社スリーウェルマネジメント(東京都中央区)は10月24日、都内渋谷の会議室で、人材不足に対応する施策を主題とした公開セミナーを開催し、ホールの人事担当者らが受講した。
セミナーでは、ホール勤務経験もあるという伊豆弘志氏が講師として登壇した。伊豆氏は冒頭、「超人材不足時代を生き残るためにやるべきこと」として、「採用力の強化」と「定着力の強化」の2つをピックアップ。とりわけ「定着力の強化」に焦点を当て、「人口減少が加速する中で、定着力の強化なしに採用だけを行っても、穴の空いたバケツに水を注ぎ続けるのと同じ状態になってしまう」と警鐘を鳴らした。
また伊豆氏は、人を強く、組織を強くし、定着力を高めるためには、「公平な評価教育制度が不可欠」と強調。公平な評価制度が、「誇り」「企業文化」「成長環境」といった、人が辞めない会社に必要な要素を高める結論につながるとした。さらに評価制度設計において、定量評価(売上高、粗利など)だけでなく、定性評価(プロセス、理念・指針対応、QSCなど)のウェイトを適切に設定することが重要だと説明し、役職に応じてこの定性評価と定量評価の比率を変える必要性があることを指摘するなどした。