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機種運用の実践戦略:適正運用と増減台の判断基準 アミューズメントジャパン2025年10月17日

ホール企業様のパチスロ運営を長年サポートしております(株)メイドインサービスの中野と申します。弊社の知見や最新パチスロ市場の分析・考察から、パチスロ運用のヒントをお伝えできればと考えております。どうぞよろしくお願いいたします。

機械性能の上昇とニーズの多様化により、機種の運用戦略と増減台の判断がより重要になっています。今回はそうした状況下においてホールが利益を確保し、稼働を最大化する施策をご説明します。

機種運用のポイントとして、お客様の話題の中心になる機種を考えるとコイン単価3・5~4・0円帯が中心になるのは確実ですが、店舗内の適切な設置比率を考慮し、単純な増台は避けるべきです。スペック・ゲーム性・版権・客層を総合評価し、適切な裁定を下す必要があります。

中でも、過去の実績は重要な判断基準の一つ。「旬なメーカー」は機種選定の要ですが、盲目的な導入はリスクを伴います。また版権は『お客様が広く認知しているか』を優先しましょう。

設定配分・調整について

設定配分について、長期運用・育成を考える場合は、月間・期間ごとの管理/運用を推奨します。目標数値(利益率・台粗など)を設定し、それらの数値は店舗全体の予算とは切り離して管理することが望ましいです。設定調整においては、直近の期間数値(3~7日程度)を基にすることで極端な収益の変動を抑制できます。

注意点は連続で利益確保に偏らないことです。また店舗全体の利益進捗が芳しくない場合においても育成機種には目標数値に則った運用を堅持・継続することで、ユーザーを定着させ稼働を安定化させることができます。

増減台に対し考察すべき要素

機種運用の一つに増台があります。判断基準としては機種の良し悪しを踏まえ、①集客性(稼働貢献度)、②収益性(利益貢献度)、③商圏内での優位性(設置比率)の3要素に考慮します。

①と②については店舗の方針により何を優先するかで大きく変化しますが、総じて優れた機種は中古市場での価値が高まるため、分かりやすいです。

特に②を重視する場合、メーカー発表値ではなく、実測による出玉率を基に判断することが必須です。このズレによる影響は大きいため、「活きたデータ」の収集は最重要となってきます。

③に関しては、適正台数を見極めることが肝要です。競合店を意識するところではありますが、どの版権機でも店舗内比率10%超の規模で運用するのは困難で、5%程度の設置率でも現在では「メイン機種」として充分認識されます。高実績機種でも増台で5%を超えると稼働低下の傾向は高く、設置比率は2・5%程度までが現市場での適正と考えられます。

機種運用戦略と増台判断においては、利益確保と稼働最大化のバランスが重要です。また、継続的な分析を行いながら効果的な施策を取り入れていくことが成功の鍵となります。

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文=中野大輔(株式会社メイドインサービス 事業戦略部 部長)

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