【パチンコDI調査】業況はマイナス圏に転落 パチスロはプラス圏維持、パチスロ新台への投資が上昇/シーズリサーチ
遊技日本2025年10月10日
シーズリサーチはこのほど、最新の「パチンコ景気動向指数(DI)調査」の結果を公表した。同調査はパチンコ業界の景気動向の判定を目的に四半期毎に実施しているもので、調査は日遊協、MIRAI、余暇進の3団体会員と全国の有力パチンコ店経営企業を対象に、2025年9月11日~9月30日にかけて、ファックスとWEBアンケートで実施し、53企業81地域から回答があった。
報告書によると、過去1ヵ月の収益や売上・粗利などから判断される「全般的業況」は、▲3.7ポイント(前回比9.1低下)でマイナス圏に転落、3ヵ月後は▲8.6ポイントまでさらに低下する見通しとなった。悪化事業者の判断理由は、「来店客数の減少」が現況62.2%、先行き56.5%で突出して高くなっている。
「稼動状況」は、パチンコが▲43.2ポイント(前回比7.6低下)、3ヵ月後も同水準で推移すると見られている。パチスロは17.3ポイント(同7.0低下)、3ヵ月後は13.6ポイントまで低下する見通し。パチンコは引き続きマイナス圏での推移が継続し、パチスロはプラス圏を維持するも低下傾向にある。
「資本投資気運(遊技機)」は3.8ポイント(前回比11.8上昇)となりプラス圏に回復したが、3ヵ月後は▲1.9ポイントまで低下し、再びマイナス圏に転落する見込み。「資本投資気運(その他設備)」は13.2ポイント(同3.2上昇)、3ヵ月後も同水準での推移が続くことが予想される。また、遊技機購入費を増減差(「増やす」-「減らす」)で見ると、「パチンコ新台」は▲17.3ポイント(前回比13.1低下)、「パチスロ新台」は21.2ポイント(同11.0上昇)、「パチンコ中古機」は▲7.8ポイント(同13.9低下)、「パチスロ中古機」は▲5.9ポイント(同22.2低下)となり、「パチスロ新台」への投資に上昇が見られたが、それ以外は軒並み低下している。