余暇進が9月度部会、ダイコク電機がSISデータを用いた最新動向を講演
遊技通信2025年10月7日
一般社団法人 余暇環境整備推進協議会(余暇進、井上美昭代表理事・会長)は9月9日、9月度部会を東上野のサミー東京支店およびオンラインで開催した。
部会では、ダイコク電機MG推進部SISプロフェッショナル首席講師の片瀬宏之氏が「DK-SIS白書2025版による昨年の振り返りとSISデータを用いた最新動向」と題した講演を行った。
「DK-SIS白書」は、ダイコク電機が提供するDK-SISの情報を収集・分析し、業界の実状と今後の動向予測を掲載したもの。講演の冒頭、ダイコク電機の加藤忠芳上席執行役員が「今年も7月にDK-SIS白書を刊行した。その中から昨年の振り返りと本年上期についての報告、また今年の盆商戦の状況についても、LT3.0プラスを含めたパチンコの動向を中心に紹介したい」と挨拶した。
講演では片瀬氏が、まずDK-SISをデータベースとした2024年の市場規模などに関する推計値や業績を紹介。また盆商戦の日毎業績の推移とその詳細のほか、本年7月から登場したLT3.0プラス搭載機に対する遊技客の反応についても説明した。
LT3.0プラス搭載機の分析の中で片瀬氏は、特に高スタートタイプが支持を得ている状況を多角的に解説した上で「高スタートタイプ機は遊技客に選択されやすい。パチスロ客に対してもアプローチすることでパチンコの遊技層を増やすきっかけにしてほしい」と述べた。
また、パチンコの営業についても、機種の特徴やファンの目的や遊技動機など、需要を捉えた取組みを一考するよう促した。
このほか1円貸しなど貸玉区分ごとの管理方法について解説し、戦略的なスマパチ増設と適切な管理によってパチンコ全体の業績に好循環が生まれたケースなども紹介した。