余暇進、9月度部会を開催 業界の実状と今後の動向予測について聴講
遊技日本2025年9月26日
余暇進は、9月9日、サミー東京支店会議室およびオンラインにて9月度の理事会・部会を開催した。
今回の部会では、ダイコク電機MG推進部SISプロフェッショナル首席講師の片瀬宏之氏を招き、「DK-SIS白書2025版による昨年の振り返りとSISデータを用いた最新動向」と題した講演が行われた。同社はパチンコホール向け会員制情報提供サービス「DK-SIS」を基に、業界の動向をまとめた「DK-SIS白書」を毎年発刊している。
講演冒頭、ダイコク電機の上席執行役員・加藤忠芳氏が挨拶し、「今年7月に刊行した『DK-SIS白書2025年版』を基に、2024年の振り返りと2025年上期の動向について報告します。お盆商戦の状況についても、LT3.0プラスを含めたパチンコ機の動向を中心にお伝えしたい」と述べた。
片瀬氏は、2024年の市場規模や業績の推計値、お盆商戦の日別業績の詳細を報告。さらに、7月から導入されたLT3.0プラス搭載パチンコ機に対する遊技客の反応を分析し、特に「高スタートタイプ」の機種が支持を集めていると指摘。「高スタートタイプは遊技客に選ばれやすく、機種を選定と楽しく遊技できる環境整備を通じて、パチスロ客にもアプローチすることで、パチンコ遊技者の拡大につなげて欲しい」と強調した。また、遊技客のニーズを捉えた取り組みを一考するよう促した。
さらに、4円貸し(通常貸し)や1円貸し(低価貸し)といった貸玉料金区分ごとの管理方法についても解説。戦略的なスマパチの増設と適切な管理により、パチンコ全体の業績向上が見られた事例も紹介された。