4月以降に向けて、2・3月登場機種の育成が重要|メイドインサービス
アミューズメントジャパン2025年3月17日
パチスロ運用に特化したコンサルタント企業メイドインサービス(東京都府中市)が3月14日、ホール企業限定のパチスロ定例セミナーを開催した。パチスロの最新動向を伝える毎月定例のもので、今回で34回目。
講師を務めたのは、事業戦略部セールスプロモーショングループの池上周平主任。セミナー冒頭で2月のパチスロ市場を振り返った。2月に導入された新機種はスマスロ4機種で、販売台数は3万9000台。2月末時点のスマスロ機の設置比率は、前月から0.4ポイントアップの51.3%、ノーマルタイプを除いたL機の設置シェアは77.7%だった。
池上主任は「2月導入の『L東京喰種』が絶好調なことに加えて、3月頭に登場した『スマスロ バイオハザード5』も好調な滑り出しと、メイン機になるレベルの機種が出てきている。次のメイン機になりうる機種が出てくるまでは、ここの育成を図っていくことが今後重要になってくる」と話す。
個店ごとの戦略構築を支援する同社の分析レポート配信サービス「SIRIUS」(シリウス)の総合ランキングでは、トップ25に2月導入の新機種が3機種ランクイン。『L東京喰種』が5位、『スマスロスーパーブラックジャック』が9位と、新台ながら2機種がトップ10入りした。
直近3カ月のホール内実績シェア上位20機種について減衰率をまとめ、今後1ヶ月の市場変化を推察した「市場短観予測」パートでは、2月市場を振り返り「稼働は2月初週の新台が好調だったこともありアップしたが、粗利は1月に取れたことと、設定を積極的に使用する傾向が見られたため微減となった」とし、今後登場する新台については「『L マギアレコード』に期待。『Lゴジラ』については、一般ユーザーは狙いにくいかもしれないが、一撃性を求めるユーザーには刺さる可能性がある」としている。
文=アミューズメントジャパン編集部