1月パチスロ市場は稼働・粗利増|メイドインサービス
アミューズメントジャパン2025年2月18日
パチスロ運用に特化したコンサルタント企業メイドインサービス(東京都府中市)が2月14日、ホール企業限定のパチスロ定例セミナーを開催した。パチスロの最新動向を伝える毎月定例のもので、今回で33回目。
講師を務めたのは、事業戦略部セールスプロモーショングループの池上周平主任。セミナー冒頭で1月のパチスロ市場を振り返った。1月に導入された新機種はスマスロ8機種、メダル機1機種で、販売台数はスマスロ4万1000台、メダル機5000台。1月末時点のスマスロ機の設置比率は、前月から0.8ポイントアップの50.9%、ノーマルタイプを除いたL機の設置シェアは75.5%だった。
個店ごとの戦略構築を支援する同社の分析レポート配信サービス「SIRIUS」(シリウス)の総合ランキングでは、トップ25に1月導入の『Lサラリーマン金太郎』が20位にランクイン。24年12月導入の『Lダンベル何キロ持てる?』は10位、『Lルパン三世 大航海者の秘宝』は24位にランクインした。
また最新機種分析では、直近一週間(2/3~2/9)の実績データをランキングにして解説。池上氏は「1月20日導入の『L七つの魔剣が支配する』が、2月初週の新台が導入されても想定より高い稼働で下げ止まった。『L東京喰種』はアウト2万5000枚に迫る勢いで、粗利状況も相まってダブルで好調。これをキープするためにも設定でケアしていければ」とした。
直近3カ月のホール内実績シェア上位20機種について減衰率をまとめ、今後1ヶ月の市場変化を推察した「市場短観予測」パートでは、1月市場を振り返り「稼働・粗利ともに微増でほぼ稼働はキープしたと言える」とし、今後登場する新台については「『L バイオハザード5』が5号機のリバイバル機種として期待している。次点で台数が多い『L回胴黙示録カイジ狂宴』はスペック以上にゲーム性が‟運否天賦“といった機種。期待はあるが社内評価では賛否ある」としている。
文=アミューズメントジャパン編集部