国内最大手のゴルフ場運営会社・アコーディア・ゴルフを子会社化 ゴルフ場保有数は世界最多の321カ所|平和
アミューズメントジャパン2024年12月20日
平和は12月18日、ゴルフ場の運営大手であるアコーディア・ゴルフ(東京都)の全株式を保有するPJC Investments(同)の全株式を取得した。取得価格は有利子負債等含む5100億円。19日に平和本社で子会社化に関する説明会を開催した。
説明会では、平和の嶺井勝也代表取締役社長、平和の連結子会社であるパシフィックゴルフマネージメント(PGM)の田中耕太郎代表取締役社長、アコーディア・ゴルフの三好康之代表取締役社長(就任予定)が出席し、株式取得の意義や今後の展望について説明した。
嶺井社長は「アコーディア・ゴルフを当社のグループに迎えることで、ゴルフ事業の非連続的な成長を実現するとともに、遊技機事業では開発力の強化を推し進め、総合レジャー企業への成長をより一層推進していく」と意気込んだ。
また田中社長は子会社化によるメリットについて「まずはコスト面。購買から何まで、ゴルフ場保有数が倍以上になると固定費が違ってくる。それから人事交流というのが非常にプラスになると考えている。PGMではどこかの人が足りなければ、別で補完するということをやっているが、アコーディアさんとPGMのコースが近くにある場所がたくさんあるので、単純にそれが倍になるというメリットもある。一方で集客面についても、顧客が共有化される。いわゆる囲い込みの顧客が倍以上に増えていく。そのあたりのメリットをみて、しっかりと対応していけばプラスしかないと思っている」と話す。
国内に173カ所のゴルフ場を保有するアコーディア・ゴルフの子会社化により、PGMと合わせたゴルフ場保有数は世界最多の321カ所に。ただゴルフ場運営の統合はせず、平和の子会社として維持する方針だ。
文=アミューズメントジャパン編集部