SANKYOがPSともに販売台数トップ|パチンコビレッジ
アミューズメントジャパン2024年12月20日
パチンコビレッジは12月16日、東京・上野で「パチンコ・パチスロ販売実績2024」のプレス発表会を開催した。
総販売台数はパチンコが78万5000台で前年比81%、その内スマパチは20機種で17万5000台。パチスロは72万1000台で同96%、その内スマスロは64機種で61万5500台だった。
パチンコの販売台数機種別トップ3は、『e北斗の拳10』(銀座、3万5500台)、『Pフィーバー機動戦士ガンダムユニコーン 再来-白き一角獣と黒き獅子-』(SANKYO、2万5000台)、『eフィーバーからくりサーカス2 魔王ver.』(ジェイビー、2万4000台)。スマパチはトップ10のうち4機種で、1位、2位、4位(4位は『e花の慶次~傾奇一転』)にランクインした。また2位の『Pフィーバー機動戦士ガンダムユニコーン 再来-白き一角獣と黒き獅子-』の販売台数は、スマパチと合わせると1位に並ぶ3万5500台だった。
パチスロの販売台数機種別トップ3は、『押忍!番長4』(大都技研、3万台)、『Re:ゼロから始める異世界生活 season2』(パオン・ディーピー、2万8000台)、『スマスロ ゴッドイーター リザレクション』(セブンリーグ、2万4000台)。昨年はトップ10のうち6機種がスマスロだったが、今年はすべてがスマスロに。またトップ10のうち2機種が増産だけでランクインした(『スマスロ モンキーターンV』と『パチスロ からくりサーカス』)。
パチンコのメーカーグループ別の販売台数トップ5は、SANKYOグループ(19万6500台)、サミーグループ(8万7500台)、藤商事グループ(8万6000台)、三洋グループ(8万500台)、京楽産業.グループ(7万500台)の順。1位のSANKYOは2位のサミーに10万台以上の差をつけたが、昨年の販売台数30万5000台からは大きく減少した。
パチスロのメーカーグループ別の販売台数トップ5は、SANKYOグループ(12万9000台)、大都グループ(9万8000台)、サミーグループ(8万9000台)、平和グループ(7万2500台)、山佐グループ(6万3000台)の順。パチンコに続き、パチスロの販売台数もSANKYOがトップだった。2位の大都技研はパチスロ販売台数機種別で1位と2位だったが、総販売台数ではSANKYOがそれを上回った。
発表会では、村岡裕之社長が2025年の販売実績を予想。村岡社長は販売台数が大幅に減少したパチンコの現状について「昨年はパチンコとパチスロの販売台数が逆転する可能性が高いとお話したが、パチスロの適合率がもう少し高まれば、来年には逆転するのではないか。さまざまなホールオーナー様や店長様に話を聞いても、パチンコに期待する言葉を聞くことがないのが現状。ただ来年の秋以降、ゲーム性の幅が広がったLT機が出せるようになるという話もあるので、そこには期待したい」と話す。
またパチスロに関しては「スマスロはこのまま順調に増え、ジャグラーを中心とした一部のS機以外はほぼスマスロに切り替わるだろう。ただ来年『SアイムジャグラーEX』が認定切れとなる。それに代わる新しいジャグラーが最低でも7~8万台市場に導入されるはずなので、来年の販売台数に関してはS機の割合が増えるかもしれない。また11月から試験が開始されたBT機は今後の期待要素となっている」と語った。
※各数値はパチンコビレッジの独自調査
※すべての集計は納品日が基準日
※メーカーは子会社等を含めたグループで集計
※端数は500台単位で集計
文=アミューズメントジャパン編集部