全商協が「第22回子どもの虐待死を悼み命を讃える市民集会」に参加
遊技通信2024年12月12日
全国遊技機商業協同組合連合会(全商協、中村昌勇会長)および地区遊商は11月17日、児童虐待を防止する「オレンジリボン運動」に賛同し、都内中央区の銀座ブロッサムで開催された「第22回子どもの虐待死を悼み命を讃える市民集会」(主催:NPO法人 児童虐待防止全国ネットワーク)に参加した。
当日は中村会長と東遊商の社会貢献委員会の委員を中心に約60名が参加し、その他の地区遊商はYouTubeの同時配信によるWEBでの参加となった。
「市民集会」では冒頭に主催者を代表して児童虐待防止全国ネットワークの川松亮理事長が挨拶し、第1部では2023年の1年間に虐待などで亡くなった30の事例と34名の子ども達の名前が、死に至った状況と共に読み上げられ、参加者全員で子どもの冥福を祈って黙祷を捧げたのち、作曲家でサックス奏者の小林洋平氏とオーケストラによる鎮魂の演奏が行われた。
第2部では、「赤ちゃんポスト、内密出産を通じて見えてきた不都合な真実」というテーマで蓮田健先生が講演。赤ちゃんポストの現状についてさまざまな事例や動画を交えながら、過酷な状況での妊娠・出産など診療の際の葛藤の中で、母親が背景にどのようなことを抱えているのか、現在の課題そしてこれからの赤ちゃんポストの広まりについて講演した。
最後に児童虐待防止全国ネットワークの黒田邦夫理事が発言し、「今年の夏に感心したニュースがあり、パチンコを仕事にされている方々の駐車場巡回による取組みにより、7年前の2017年以降は死亡事故がないことが7月に報道された。毎日、何度も巡回を繰り返しした、地道な取り組みが死亡事故を無くすことにつながっている。今後も地域や職場で、それぞれができることを一生懸命に取り組んで、子供の虐待死を無くすための行動をしていきたい」と述べた。
以上の講演のあと、第3部では「鎮魂の行進」が行われ、参加者たちが会場の銀座ブロッサムから日比谷公園まで行進し、児童虐待のない社会になるようにオレンジリボン活動への協力を一般市民の方々へ訴えた。
全商協では、今回の市民集会への支援を目的として、各地区遊商がオレンジリボンマークの入ったクリアファイルやボールペンなど支援グッズを合計で118万6,260円分購入。各地域での社会貢献活動等の際に配布し、オレンジリボン運動の活動を広く広報するための協力も実施した。