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暴力団・反社排除に向け協議会の発足式を開催/埼玉県遊協 遊技日本2024年11月27日

<埼玉県遊技業協同組合および埼玉県遊技業防犯協力会は11月25日、さいたま市大宮区のRaiBoC Hallで埼玉県パチンコ・パチスロ暴力排除推進協議会の発足式を開催した。

同組合と加盟する県内のパチンコ・パチスロ店303店舗は、これまで地域それぞれの暴排協議会で活動していたが、昨今の闇バイトに象徴される特殊詐欺や強盗の多発を受け、県下全域の職域暴排組織として同協議会を設立した。職域独自の組織として遊技業界に対する暴力団の不当な介入を排除するとともに、暴力団等による被害防止と暴力排除活動を積極的に推進し、明るい地域社会づくりに寄与することを目的としている。

冒頭の挨拶で趙顕洙協議会会長は、昨今の凶悪犯罪多発の背後には暴力団等反社会的勢力の関与が疑われるとし、「反社会的勢力の犯罪行為や不当要求行為から『店舗を利用するお客様はもとより、ホール、従業員やその家族を守り、加担させないこと』を再認識し、パチンコ・パチスロ業界が一丸となって、今以上に暴排活動を深化させる必要性を痛感している。本協議会の発足は、暴力団等反社会的勢力に対する私たちの強いメッセージとなる一方、ひいては地域の皆様方の安全安心の醸成につながるものと確信しており、非常に意義深いものと考えている」と協議会の重要性を説き、関係者に理解と協力を呼びかけた。

続いて来賓挨拶では、埼玉県警察本部刑事部組織犯罪対策局組織犯罪対策第一課の鹿内士課長が登壇。鹿内課長は同組合の活動に謝辞を述べ、「近年ではSNSを通じて緩やかな結びつき、離合集散を繰り返し、匿名性の高い通信手段等を活用しながら特殊作業を広域的に行う匿名・流動型犯罪グループ、いわゆる匿流が治安対策上の脅威となっており、県警では、暴力団と共存関係にあるものを含めて、実態解明、取り締まりを強化しているところ」と県内の暴力団情勢について説明し、「こうした情勢の中、県警では、警戒や取り締まりを徹底することはもとより、日々変化する社会情勢や犯罪情勢に柔軟に対応し、一歩踏み込んだ対策を推進していくので、引き続き反社会的勢力の関係遮断など各種活動に積極的に取り組んでいただくようお願いしたい」と要請した。

そのほか発足式では、役員紹介、暴排宣言、暴排プレート贈呈が行われた。

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