特サビ2024年7月期、1日あたりの台売上高が12,800円台に
遊技通信2024年9月17日
経済産業省はこのほど、2024年7月期の特定サービス産業動態統計を発表した。
1日あたり台売上高は前月比288円増の12,860円となり、2020年2月期に13,907円を記録して以来の高水準となった。事業所数と設置台数は減少したものの、売上高は大きく増加したためと見られる。
上旬は2019年以来、5年ぶりに「7月7日」が日曜日と重なったこともあり、20円パチスロのアウトが大幅に上昇し同日の平均アウトは14,000枚台を記録。その影響でパチンコもパチスロから溢れたユーザーで大いに盛り上がった。
中旬以降もぱちんこ「花の慶次」シリーズをはじめとした新台導入効果やメーカー記念日などで稼働は順調に推移し、平日でも4円パチンコのアウトが1万個台を超える日もあった。
しかし下旬に差し掛かると新台導入効果が失速し、週末であってもアウトは横ばい、もしくはやや下落傾向となった。売上高に注目が集まりそうだが、パチンコ新台の粗利金額も依然として高く、引き続きユーザーの離反というリスクも考えなければならない。
なお従業員数については、正社員の減少とパート・アルバイトの増加という傾向に変わりはない。7月期は、従業員数に占めるパート・アルバイトの割合が58.0%と、調査開始以来最も高い数値を示した。