長楽商事が事業停止、自己破産申請へ(島根)
遊技通信2024年9月17日
民間信用調査機関によると、島根県でパチンコホールを経営していた長楽商事が7月1日までに事業を停止し、事後処理を弁護士法人に一任、自己破産申請の準備に入っていたことが分かった。
同社は1991年に設立されたパチンコホールの運営業者で、安来市内の国道9号線沿いにて「キングランド」の店名で1店舗を運営し、2001年2月期には年収入高約14億円を計上していた。
しかし、安来市内に大手パチンコ店が進出したほか、近隣の米子市内にも人気店の出店が相次ぎ、レジャーの多様化などもあって来店客が年々減少。2008年2月期の年収入高は約6億円に落ち込み、採算面も低迷して赤字を余儀なくされていた。その後も規制強化やコロナ禍により客足は振るわず、客単価も下落して事業環境がさらに悪化。資金繰りがひっ迫するなか、関係会社の新開が8月28日に破産手続きの開始決定を受け、同社も連鎖した。