新開が破産手続き開始決定受ける(広島)
遊技通信2024年9月11日
民間信用調査機関によると、広島県でパチンコホールを運営していた新開が8月28日に鳥取地裁米子支部より破産手続き開始決定を受けたことが分かった。負債は、現在調査中。
同社は1983年創業、1997年に法人改組されたパチンコホールの運営業者。三次市内の中心部にて「ポパイ」の店名で1店舗を構えていた。約300台が収容可能な駐車場を併設し、近隣住民を対象に事業を展開し、1999年9月期には年収入高約26億100万円を計上していた。
しかし、以降はエリア内の人口が減少するなか、レジャーの多様化や大手チェーンとの競合激化により集客が低迷し、2019年9月期の年収入高は約8億円にダウン、採算性も低調に推移していた。この間、パチスロ台の導入や低貸玉機の増設などで来客数の回復に努めていたが奏功せず、遊技機の規制強化や顧客単価の低下もあって資金繰りは厳しい状況が続いていた。コロナ禍には営業時間の短縮・休業を余儀なくされ、業況がさらに悪化して支えきれなくなり、2020年10月に閉店し、その後社有不動産の売却などを進めて債務の圧縮を図っていた。
負債は、現在調査中。