パチンコは “ちょっとした外食” と同程度の娯楽|「レジャー白書2024」速報版
アミューズメントジャパン2024年7月24日
日本生産性本部の余暇創研は7月22日、「レジャー白書2024」の速報版を発表した。
それによると、2023年中に「パチンコ」を1回以上行ったことがある人の割合は6.8%で、前年より1.3ポイント減少した。平均活動回数は年に31.2回(同0.7回減)。年間の平均費用は10万9000円(同2万600円増)。「パチンコ」を将来的にやりたい、または継続したいと考える人の割合は5.2%(同0.5ポイント減)だった。
「パチンコ」を含む娯楽部門(全21種目)の中で、参加率が最も高いものは「日常的なものを除く外食」(39.2%)だった。次に「家庭でのテレビゲーム」(21.6%)、「カラオケ」(20.2%)の順。
「パチンコ」の参加率(6.8%)は、娯楽部門の中で10番目に高い。平均活動回数(31.2回)は2番目に多い(最多は「家庭でのテレビゲーム」50.7回)。年間の平均費用(10.9万円)は一見すると最も高いが、平均活動回数で除した1回あたりの単価は3494円。4番目に高く、5番目の「日常的なものを除く外食」(3372円)と同程度だった。
前年と比較して、参加率が最も増えたものは「日常的なものを除く外食」(3.4ポイント増)。最も減ったものは「パチンコ」(1.3ポイント減)。
娯楽部門以外には、スポーツ部門28種目、趣味・創作部門29種目、観光・行楽部門12種目、その他部門18種目がある。すべての部門の中で最も参加率が高いものは、国内観光旅行(避暑、避寒、温泉など)の48.7%だった。
同調査は今年2月にインターネットを用いて実施された。15歳から79歳までの男女3303人が回答。回答者の性・年代を日本の人口推計構成比に準拠するようウェイトバック集計されている。「パチンコ」の集計対象は18歳以上。パチスロについての言及はない。
文=アミューズメントジャパン編集部