6月の型式試験実施状況、パチスロの適合率は低調続く
遊技通信2024年7月3日
保通協とGLI Japanがまとめた2024年6月の型式試験実施状況によると、パチンコ機の適合数は前月より1件増加した24件となり、適合率は5.2ポイント増の22.2%となった。パチスロ機の適合数は前月より5件減少した12件となり、適合率は0.6ポイント増の13.2%だった。
機関別に適合数を見ると、保通協ではパチンコ機が前月より6件増加した21件、パチスロ機は前月より4件減少した7件となった。一方GLI Japanではパチンコ機は前月より5件減少した3件、パチスロ機も前月より1件減少した5件だった。
不適合事例として、試射試験の結果が規則で定める値を超えた事例のほか、遊技機の試験では「主基板ケースに2mmを超える隙間があり、当該箇所について不正行為に対する対策がなされていなかった。」「周辺機器のロムを取り外したこん跡が残らない構造になっていた。」「遊技の用に供されない装置で遊技の結果に影響を及ぼすおそれがあるものを設けていた。」(パチスロ機)が掲載された。ほかにも設計書等審査で、「外部の機器との非接触通信を可能とする性能を有していた。」(パチンコ機)「再遊技に係る条件装置が作動する確率が、規則で定める値に満たなかった。」「構造図、動作原理図の説明書において、遊技の用に供されない装置で遊技の結果に影響を及ぼすおそれがあるものを設けていた。」(パチスロ機)などが掲載された。