高コイン単価機種の頭打ちについて解説|メイドインサービス
アミューズメントジャパン2024年6月18日
パチスロ運用に特化したコンサルタント企業メイドインサービス(東京都府中市)が6月14日、ホール企業限定のパチスロ定例セミナーを開催した。パチスロの最新動向を伝える毎月定例のもので、今回で25回目。
講師を務めたのは同社事業戦略部セールスプロモーショングループの池上周平主任。セミナー冒頭では5月のパチスロ市場を振り返った。5月に導入された新機種は5機種。販売台数はスマスロが2万4500台(分納含む)、6.5号機が1万台だった。5月末時点のスマスロ機の設置比率を見ると41.7%と前月から2.6ポイントアップした。
個店ごとの戦略構築を支援する同社の分析レポート配信サービス「SIRIUS」(シリウス)の総合ランキングでは、トップ25に5月導入のスマスロ新機種が2機種ランクイン。15位に『Lエウレカセブン4 HI-EVOLUTION』、23位に『L炎炎ノ消防隊』がランクインした。稼働は「炎炎」の方が良いが、台数シェアで見ると「エウレカ」が上位にいるという結果に。また前月14位だった『L押忍!番長4』は3位にランクアップした。
今回のトピックは「射幸強度別の構成推移」。前月のアンケートにて質問のあった高射幸機種の頭打ちについて解説した。
池上主任は、過去数年の射幸タイプ別(同社調査の実績値でのコイン単価別)の割合や昨年5月と今年5月時点の機種を比較し、「スマスロの台頭によって3.5円以上の高単価機種が年々増えており、単月だけでみても5号機時代より高い傾向になっている。今回解説した現状のシェアを基準に、自店の客層に合わせて射幸タイプ別にバランスよく設置することが大事になる」と説明した。
次回セミナーは7月12日14時からを予定している。
文=アミューズメントジャパン編集部