pp奨学金が能登半島地震の被災生徒支援 最大100名に一律5万円を給付
遊技通信2024年5月29日
一般社団法人パチンコ・パチスロ奨学金(pp奨学金・吹浦忠正代表理事、阿部恭久会長理事)は、2017年度から2023年度までに延べ225名の学生に総額1億406万円の給付を行い、今年4月からは新たに2024年度給付生30名に対する奨学金の給付を開始した。
こうした通常の奨学金の給付事業とは別に、本年1月1日に発生した能登半島地震では、同奨学金の吹浦代表から震災によって学業の継続が困難な状況に置かれている学生・生徒に対し、なんらかの支援ができないかとの提案があり検討を進めてきた。
その結果、震災によって経済的に困窮する高校3年生の進学に役立てるための「新生活支援金」というかたちでの奨学金拠出を決定。パチンコ・パチスロ社会貢献機構の特命助成に奨学金からの拠出を加えた総額500万円で予算を組み、最大100名に一律5万円を給付する計画となった。
石川県教育委員会の協力の下、2月29日から3月25日まで実施した募集に対して県内9つの高校から全47名の応募があった。一部に申請書類が整っていない応募者もいたが、事務局で追加の書類提出を求めたところ、各々より書類の提出があったことから、3月30日に開催した奨学金理事会で47名全員に支援金を給付することを決定した。
支援金の振り込みは4月中旬までに完了し、社会貢献機構から預かった助成金の残金は同機構に返却することとなっている。
pp奨学金事務局では、「被災地の1日も早い復興を心よりお祈りするとともに、今後も被災地の学生・生徒に対する支援策を継続して検討していく」としている。