社会貢献など地域への積極的な支援を|三重県遊協
アミューズメントジャパン2024年5月23日
三重県遊技業協同組合は5月21日、三重県津市のホテルグリーンパーク津で第63回通常総会を開催。
権田清理事長は総会の冒頭挨拶で、今年1月に発生した能登半島地震に触れ、「自然災害については他人事ではなく、三重県においても今回の地震を教訓に、今後危惧される南海トラフ地震に備えていく必要がある」と述べた上で、「ホール店舗での防災備蓄品の推進と、ホールが地域住民の一時避難所としての防災インフラとして機能できるようにお願いしたい」と呼びかけた。
業況に関しては、「依然として多額の設備投資が続く状況に変化はなく、厳しい経営環境での営業になる。ただ遊技機のスペック面においては向上も見られ、今後も話題機が数多く導入される」という期待を語った上で、「これまでのギャンブル依存対策とされてきた出玉性能にも変化が見られ、政治を通じて国の政策にも我々業界の声も届くようになった。今後も業界として引き続きギャンブル等依存症問題に真摯に向き合いたい」と考えを示した。
総会に先立って開催された贈呈式では、不登校の子ども等を対象としたフリースクールを運営する「認定NPO法人フリースクール三重シューレ」にファン感謝デーの収益の一部から運営支援金を贈呈した。公益社団法人三重県防犯協会連合会には、防犯啓発活動のための物品4000セットを贈呈。アルコール・薬物・ギャンブルなどのアディクション問題を抱える人たちのためのサポート・コミュニティ「三重ダルクアディクション・サポートセンター」には助成金内定証を交付した。