パチスロのGW営業について総括|メイドインサービス
アミューズメントジャパン2024年5月23日
パチスロ運用に特化したコンサルタント企業メイドインサービス(東京都府中市)が5月17日、ホール企業限定のパチスロ定例セミナーを開催した。パチスロの最新動向を伝える毎月定例のもので、今回で24回目。
講師を務めたのは同社事業戦略部セールスプロモーショングループの池上周平主任。セミナー冒頭では4月のパチスロ市場を振り返った。4月に導入された新機種は7機種、増産・再販機種は6機種。販売台数はスマスロが6万1500台(分納含む)、6.5号機が1万3000台だった。4月末時点のスマスロ機の設置比率を見ると39.1%と、前月から1.0ポイントアップした。
個店ごとの戦略構築を支援する同社の分析レポート配信サービス「SIRIUS」(シリウス)の総合ランキングでは、トップ25に4月導入のスマスロ新機種が2機種ランクイン。『スマスロ押忍!番長4』は4月のみの集計だったため14位という順位だったが「初動の動きとしては抜群だった」と評価された。
今回のトピックでは「2024年GW振り返り」について総括。GW期間の平均稼働、平均売上は昨年比で減少したものの、2%~5%程度の減少に留まった。また機械性能が高い機種が1年で多く登場したため粗利額は向上した。
GW営業稼働上位の機種トップは「番長4』。今年トップの「番長4」と昨年トップの「北斗」でGW期間のアウト、利率、平均設定、設置率を比較したところ「大きな差は見られなかったが、それ以外の機種が「番長4」についてこられなかったことが稼働・売上の減少につながった」と考えられている。また20円パチスロの稼働が下がった分、5円パチスロの稼働が伸びたことも要因の一つとして挙げられた。ただ「昨年よりも機種ラインナップが増えているため機種ごとに一定の稼働があり、平均値としては悪くない結果だった」と述べた。
次回のパチスロ定例セミナーは6月14日14時からを予定している。
文=アミューズメントジャパン編集部