現在の設置台で今後も使える機種「良機種分析」を解説|メイドインサービス
アミューズメントジャパン2024年4月24日
パチスロ運用に特化したコンサルタント企業メイドインサービス(東京都府中市)が4月19日、ホール企業限定のパチスロ定例セミナーを開催した。パチスロの最新動向を伝える毎月定例のもので、今回で23回目。
冒頭では3月のパチスロ市場を振り返った。3月に導入された新機種は10機種、増産・再販機種は3機種。販売台数はスマスロが3万1500台(分納含む)、6.5号機が9000台だった。3月末時点のスマスロ機の設置比率を見ると38.1%と、前月から0.6ポイントアップした。
個店ごとの戦略構築を支援する同社の分析レポート配信サービス「SIRIUS」(シリウス)の総合ランキングでは、トップ25に3月導入のスマスロ新機種が3機種ランクイン。ただ新台からはランキング上位に食い込む機種はなく、既存機種が安定して上位キープしているという結果だった。
今月の特集は「今後も使える機種とは?良機種分析解説」。昨年登場したすべての機種の稼働減衰率を算出し、その下落幅が少ない機種トップ25をピックアップ。トップ25を比較したところ、導入されて1~2週目と2~3週目の下落幅が一定数以下である機種の稼働貢献週は平均で22週であることがわかった。片方のみ、または両方がその基準に満たなかった場合の稼働貢献週は、平均8週(片方のみ)、平均2週(両方基準未満)。このほか、コイン単価別、タイプ別についても数値を比較しながら解説した。
直近3カ月のホール内実績シェア上位20機種について減衰率をまとめ、今後1ヶ月の市場変化を推察した「市場短観予測」パートでは、「4月導入機種は『Sジャグラーガールズ』以外は粗利が取れにくい出玉率となっている。それはいまの稼働から下落していくとさらに顕著になるはず」と考察。4月22日から導入されている『L押忍!番長4』については「長期運用を視野に動いてもらわないと困るレベル」と評価し、5月に導入される『スマスロ交響詩篇エウレカセブン4 HI-EVOLUTION』については期待、『Lパチスロ炎々ノ消防隊』には注目したいとしている。
文=アミューズメントジャパン編集部