東北企業が破産手続き開始決定受ける(秋田)
遊技通信2024年1月25日
民間信用調査機関によると、秋田県でパチンコ店を経営していた東北企業が1月15日に秋田地裁能代支部より破産手続き開始決定を受けたことが分かった。負債額は、6,600万円とみられる。
同社は1975年に設立され、国道沿いに「ゴールドスマイル館」の店名でパチンコホールを1店舗経営していた。全面建て替えを行った後の1994年6月期には年収入高約25億円を計上していたものの、その後は県外大手業者との競合により苦戦を強いられ、収入高は下降線をたどっていた。
近年は、小型店舗ながら低貸玉専門店と銘打って遊びやすさを特長とし、2020年6月期は年収入高約1億6,700万円を計上していた。新型コロナウイルス感染拡大の影響や顧客の高齢化など、営業環境が厳しい状況が続いていた。コロナ融資の調達で資金繰りを維持してきたものの、収入高の減少に歯止めがかからず、2023年3月末で店舗を閉店し事業継続を断念した。