マカオ カジノ収益が順調に回復
アミューズメントジャパン2024年1月12日
マカオ特別行政区のゲーミング産業の規制機関、博彩監察協調局(DICJ)によると、2023年の行政区内のカジノ収益(GGR)は1月にボーダーを再開して以降順調に回復し、前年を233.8%上回る1830億パタカ(約3兆2986億円)だった。通期で見ると新型コロナ禍前の2019年の62.9%の水準にとどまっているが、直近の2023年12月は年間で2番目に高い収益を記録し、2019年12月比で81.3%となった。
2022年の入札でカジノライセンスを獲得した6事業者は、カジノライセンスの権利期間である2023年1月から2032年12月末までの間に総額でゲーミング(カジノ)プロジェクトに101億パタカ、非ゲーミングプロジェクトに1087億パタカの投資を約束しているが、権利期間の最初の5年内にGGRが1800億パタカを超えたことによって、非ゲーミング事業に投資しなければならない約束額は20%引き上げられる。
文=田中剛(アミューズメントジャパン編集部)